妙高火打周辺(新潟) 横根山(592.6m) 2018年11月11日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 8:33 車止め−−8:38 藪に突入−−8:57 横根山 9:00−−9:23 車道−−9:27 車止め

場所新潟県妙高市
年月日2018年11月11日 日帰り
天候曇時々晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場廃林道入口に駐車余地あり
登山道の有無無し。でも別ルートなら存在する可能性あり
籔の有無主に灌木藪あり。部分的にかなり濃い
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメントこの標高にしてまさかの灌木藪漕ぎ。しかもかなり濃く蔓も混じって予想外の苦戦。山頂に到着したら軽く刈り払われた道が登場。もしかしたら私が駐車した場所から延びる刈り払いにつながっているのかもしれない




車止め前に駐車 車止め
車道から山頂方向を見る 車道横の灌木藪に突入。かなり濃い
尾根に取り付く。ここは快適 尾根に乗るとまた灌木藪
580m鞍部への下り。一番藪が濃い 緩やかな尾根を北上
横根山山頂。三角点は発見できなかった 山頂のドーム状構造物。かなり古い
刈り払いは山頂を越えて北西へ延びる 刈り払いは山頂から南東へ
周囲は緩やかな地形で読図が難しい 浅い谷の向こう側の尾根が灌木藪
藪と突き抜けて車道へ 車止め到着


 横根山と言えば栃木県人なら前日光の横根山が思い浮かぶが、同じ名前の山が妙高にあるとは知らなかった。いや、おそらく地元の人手も知らないだろう。坪岳からさらに東に下った緩斜面にある三角点峰で、近くに車道が通っているので簡単に登れそうだ。問題は藪の濃さで、坪岳レベルだと短距離でもかなり苦労しそうだが、こればかりは行ってみないと分からない。なお、下山後にネット検索をかけてみたが無雪期の横根山の記録は発見できなかった。坪岳で参考にした人も挑戦しているが道が無く断念していた。

 少年自然の家より僅かに高い位置で北に入るダートに突入。意外と車が通っている路面で、大きな水溜まりがあったり凸凹はあるがゆっくり走行すれば比較的安心して通行可能な道だった。左へ大きくカーブした先に車止めのロープが張られていたのでこの先は歩くことにする。周囲は主に潅木藪。GPSを見ると山頂まで約350mだった。

 この藪を突っ切るのは面倒なので、できるだけ車道を利用して藪を回避することに。地形図ではすぐ北側に道があってそこにつながる道もあるはずなのだが、両側は背の高い潅木藪の連続で道が無い! どこまで行っても西へ登っていく一方で北への道が無いまま。このままでは山頂から離れる一方なので意を決して藪に突入することにした。

 藪は矮小な潅木藪だが密度は濃いし、こんな標高でも根曲がりしていて横に進むのは容易ではなかった。でもすぐ先に車道があるはずだと自分を励まして藪を突き進むが車道が一向に現れない。緩やかな尾根地形が終わって谷地形に入っても車道はなく、どうも地形図が間違っているらしい。だったら最初から最短距離で藪漕ぎした方が良かったかもしれない。

 谷地形で潅木藪が薄くなり歩きやすくなると同時に前方の視界が得られるようになった。緩やかな斜面が立ち上がっていて、山頂は北のはずでこの尾根を伝わればいいようだ。斜面も藪は少なく歩きやすく、簡単に尾根に乗ることができた。

 ここでGPSの表示を確認すると残り350mで出発時と変わっていない。それだけ車道で西へ進んでしまったわけだ。山頂は北東方向で方位磁石で方向を確認して進んでいく。尾根に乗ったといっても地形が緩やかで方位磁石が無いとすぐに方向を誤ってしまいそうだ。それに尾根直上は植生が濃いため僅かに東に外して進んでいくが、この標高では蔓が混じって最悪だ。今日はナタは持参していないので蔓を切断する手段はなく、潜るか踏み越えるか迂回するしかない。蔓は意外と強度があって、人力では千切るのは難しいのだった。

 580m鞍部への緩やかな下りは横に寝た木の藪が濃く苦労。鞍部から再びマシな藪になるが、相変わらず尾根直上は根曲がりや潅木が濃いのでやや右をトラバース気味に進むのが良かった。時折出現する蔓には苦労させられたが。

 潅木藪を進んで小尾根に出ると軽く刈り払われた道が登場しピンクリボンの目印も! いったいどこから登ってきたのだろうか? この道に合流したのは山頂直下で、数10mで横根山山頂に到着した。山頂付近のみ立木ではなく草藪が中心で、三角点横にある白い棒はあったが肝心の三角点が見当たらないそれでも。GPS表示でもここが山頂であるのは間違いないが、草藪が深くて発見できなかった。なお、山頂標識は無し。山頂にはなぜかドーム型の古いコンクリート構造物があった。

 帰りは最短距離で藪を突っ切るか悩んだが、往路の感想では平地より尾根上の方が藪が薄かったので往路を戻ることにした。それでも目印がなく地形も緩やかな場所を正確に戻るのは至難の業で、尾根を外れてからはGPSを頼りに進んだ。車道に出る前の潅木帯は相変わらず藪が濃く、何度か眼鏡を飛ばされた。

 車道に出て車止めまで戻ると地元長岡ナンバーの車がやってきた。茸取りとのことで、県道からここに来るまでも何台も茸取りの車があったという。手慣れた手つきで身支度をし、足元は地下足袋。手には柄が長い鎌のような道具。高い場所に生えた茸を採るための道具だろうか。男性2人組であったが、この立入禁止区域は自衛隊の演習場とのことだった。ここに来るまでも、敷地の中でもそのような表記は一切見掛けなかった。日曜日は自衛隊も演習はお休みらしく、そんな時は山菜取り、茸取りは黙認状態らしい。そもそも、車道の車止め以外には藪の中にはフェンスのような敷地境界を示す物は一切無いので、どこからが演習地なのか判別不可能だ。

 車に乗り込む前に気付いたが、この車止めのあるカーブから人が通れる藪の切り開きが北に伸びて、山頂で見たのと同じピンクリボンがかかっていた。もしかしたらこの道が山頂直下で合流した刈り払いの道まで繋がっているかもしれない。刈り払いの規模も同じようだったので誰か試してみるとい。ここなら立入禁止のロープを踏み越える必要はない。

 

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